A市の地域子育て支援拠点事業の利用者にとっての有効性や効果・満足度等がわかる評価票を開発するために、①領域別満足度の構成を明らかにした上で、②領域別満足度を構成する因子と総合満足度を示す項目との関係、③領域別満足度を構成する因子と属性との関係、の3つを明らかにした。
分析の結果、領域別満足度は5つの因子で構成されることが明らかとなった。
相関分析では、総合満足度3項目といずれも中程度から高い相関を示した。t検定では、「利用回数」と「友人・知人の有無」で有意差があった。
今後本研究の結果から、評価項目を再検討し、評価票の改良につなげていく必要がある。本論文は、平成22-24年度度学術振興会研究費補助金(若手(B))課題番号:730459「次世代育成支援事業の利用者評価体制の構築に関する開発的研究」(研究代表者:小野セレスタ摩耶)の成果の一部である。